新フットサル初心者の上達ノート

35歳過ぎて本格的にフットサルを始めた初心者が思ったこと

2016年07月

楽しむことと勝つこと、どちらを目指すのか

楽しむことと勝つこと

どっちが「せいかい」なのだろうか。

楽しむことを目指すのか
勝つことを目指すのか

結果、どちらも「せいかい」だ。そんなことは分かってる。

でも、これはどちらかがあれば、どちらかは失われる。基本的には矛盾している。

だからどちらかを選べと言われると「せいかい」は無い。

楽しむことを目指してれば自然と上達する?
上達するためには矯正されることも必要なのか?
怒ることは楽しさの妨げにはならないのか?

どっちかを目指そうとしすぎれば、どちらかは失われる。

例えば試合で勝ちたいから味方に要求する。言われた味方は嫌な思いをして楽しくない。これはどうすればいいんだろう。

コーチから「勝ちたくないのか?」と言われて、子供でも別に勝てなくても楽しければいいと思うこともあるだろう。それを大人が「もっと勝ちたい気持ちを持てー!」と怒ることは正解だろうか、間違いだろうか。

私にはこの事柄の「せいかい」が本当に分からない。

というか、1つの「せいかい」なんてないと思う。その時の状況や、言う人言われる人の関係性や、性別、年齢、組織の方針、本当に複雑なことの集積だ。

負けず嫌いがプロになる1つの要素であったりするのは間違いないだろうが、それだけを目指すことで本来的な楽しさを失うことも絶対にあるはずで、それは本末転倒だと思う。

よくあるのが、そのスポーツが好きだったのに体育会系の体質で嫌いになってそのまま競技をやめてしまった、とか。

だから、体育会系がダメだ、ということで済ませてもいけない。じゃあ、負けず嫌いかつ楽しむことを教えることは出来るのだろうか。その方法が本当に分からない。

効率的に覚えることが大事なのか、無駄なことも大事なのか、とか。色々とこの世には相反することが山ほどある。

結局、人同士の話し合いではどちらかの主張に傾斜することが多いが、社会ってそういう単純なことで構成されてなくて、この条件ではこっちとか、世の中的にはこうだけど自分が気持ちいいのはこっちとか、もっとこう複雑なもののはずなのだ。

それを許容してくれる社会だとか、認められる大人だとかがあることが、いい世界だとも思うのだがそうはいかないのだろう。

実務上社会では、結局どちらかに傾斜することになる。すなわち「勝つ」ことを目指すか。「楽しむ」を目指すか。100対0ではないにせよ、世の中70対30くらいが限度。

「勝つ」と「楽しむ」が50対50で存在することは構造上ありえない。それが出来るならばかなり高次元のことをやっている。それが理想の社会であるような気もしなくもない。

なので、それぞれの組織がスタンスを示していくしかない。それに個人は合わせるしかない、全部の組織がそう。そういうどちらかの答えを出さないと社会が成り立たない。

だったら私は「楽しむ70」「勝つ30」くらいで個人的には持っていたい。まあ、これは私がもう30代後半だという年齢的な面もあるけど。

でも、明日には勝つことが90くらいになってるかもしれない。そんなふらふらした考えの大人でありたい。でもそんな考えでは周りは困るだろうけど。この人は考え方がコロコロ変わって何を考えてるのか分からない。そんな人は怖い。まあ、それも確かに分かる。

基本的には1つの考え方を継続するのが「せいかい」とされる世の中。これも1つの考え方だけど。

でもまあ、勝つから楽しいってのもあるし、楽しいからずっとプレーして上達するから勝つっていう、相乗効果ってのももちろんあるから。それは認める。認めるってことが大事なんだと思う。

最近、上手くなってきたけど何だろう。4つほど理由があった

最近、自分が上手くなってきたと感じます。それが何故なのかを考えます。

■ドリブルに自信がついた

正直、ドリブル出来るようになったのが一番デカイです。ドリブル、パス、シュート、とあったらドリブルが一番難しいと思います。その理由はドリブルというのは連続してボールに触ることで結構繊細な感覚を必要とします。

最近は、家でボールタッチをやるのと、ドリブルとはなんぞやというのを考え続けてるのと、相変わらずスクールでは1対1をやっているので、そこそこ出来るようになってきました。

相手を抜くドリブルについて今思ってること
「敵を抜くドリブルとは、リズム(緩急)と長さ(移動距離)の変化の組み合わせ」

■フットサルをやる日が増えた

単純にフットサルやる日が増えました。前までは一週間に1回だったのが、一週間に2~4回やるようになりました。そりゃ上手くなるわ。

とは言え、なにも考えずにやるだけでは上手くなりませんし、最近まで、経験年数だけが過ぎていくのに全然上手くならないなーという感覚でした。私は経験年数が長いのに下手なままというのが非常に嫌だったので、ちょっとここらで本気出してやることにしてみました。意識改革をしたのがよかったのでしょう。

それでいて量をやることも大事です。前の日にやってどうももう少しで出来そうだと思ったことを次の日にすぐ試せるというのは、ある時期には必要だと思います。ある程度まとまってやる時期をとるのはいいと思います。

■フットサルの動画を見ることが多くなった

私の行ってるスクールは試合をyoutubeに載せたりしてますが、それを見る機会が増えました。Fリーグとか、他のyoutubeに上がっているのはあまり面白くなかったのですが、自分が行ってるスクールとなると知ってる人が出てたりするので、見てて面白かったりします。

あとは自分が真似したいと思うフットサルのプレーを見つけてそればっかり見てて、練習の時、やってみようと思うことも増えました。こういう真似してみようと思うプレーを見つけられたというのがよかったです。

■ブログを書くようになった

これもかなり自分の成長には大きいことだと思います。このブログでフットサルについて上手くなる方法を自分なりに書き始めたのですが、どうやったら上手くなったかを人に説明することで、その論理が分かってなければ人に説明することが出来ません。ブログにするということは、自分がやってることをまがいなりにも人に説明するということで、それが感覚であっても、文字にしないと人に伝えることができません。

なんとか文字にしようとするのですが、これが自分の感覚でしかないので伝えるのは難しいのですが、文字として起こすことで自分の中では再現性を持ってやれるような気がします。

また、新しい記事を考えなければいけないので、記事に出来るようなどうすれば新しい技術を身に付けられるだろうとか、どうすれば上手くなるということを伝えられるだろう、ということをブログにするために考えることになります。そうすると、結局伝えるためには元々の上手くなるためのことを考えることになり、それが自分のためになります。

対面パスについて真剣に考えてみた

どうも、30代後半フットサル初心者「なみけん」です。

いつも行ってる初心者スクールがあるのですが、そこではほぼ毎回の練習内容に「対面パス」があります。今日はその「対面パス」について考えます。

「対面パス」とはどのような練習かというと、2人1組になって、ある程度の距離をとり、向かい合ってお互いにパス出し合うという練習です。

これが、練習としては基本中の基本のもので、正直いって「余裕で出来るし、つまらんなー」と思うこともあります。

というのも、ただ正面から来たボールを止めて、正面の味方にパスする。実際の試合でそんなシチュエーションは中々無いし、これが本当にゲームの役に立つのか、という感じです。

ゲームなどでの実際のパスは初心者同士でやると特にバラバラです。

強すぎたり弱すぎたり、コースもずれてたり、浮き球だったり、変な回転がかかってたり、これらの複合型でパスが来ることが多いです。

こんな変なパスがゲーム中は来るのに、対面パスのトラップで本当に意味はあるのかという感じです。

一応対面パスでもレベルが上がれば、止める方はフットサルの基本である「足裏トラップ」で、まずは止める、次は止めて動かす、そして止めると同時に動かす、といった風にレベルアップします。

パスは 最初はこれもフットサルの基本である「インサイドキック」、次は「アウトサイドキック」、後は「トーキック」や「インステップキック」などレベルアップします。

しかし、結局は正面から来るボールを正面に返す、という作業に変わりはなく、やってて練習のための練習という気がします。

で、先週の練習の時にコーチがこっちの方に見に来たので、こんなに完璧に出来てますよというアピールをしようとしたところ、「あれ、思ったところにボールが止まってない…」と思いました。

そうなんです。今まで結構出来てると思ってた「対面パス」の特に「足裏トラップ」が確実な精度では出来てなかったです。

こんなにずっと「対面パス」をやってたのに、ホント先週気づいて結構ショックでした。

■ドリル練習の意義

練習には色々方法がありますが、敵がいない状況でこういう同じようなことを繰り返す練習を「ドリル練習」と言います。

こういった「ドリル練習」にはどういった効果があるのかと言いますと、一番は敵がいない中で練習出来るので、正しい型が身に付くということでしょう。

トラップもパスも、敵がいる状態では結構出来なくなりますので、まずは敵がいない状態でしっかり身に付け、敵がいる状態でも慌てずに出来るようになるためです。

(パスするときを)
1.パスをする相手を顔を上げて見る
2.ボールを蹴る時にはボールを見る
(パスをもらうとき)
3.相手からボールが来てる途中で一回回りを見る
4.トラップする時はボールを見る

こういうことをしっかりやることによって、敵がいる状態でも素早くやれるようになります。

なので対面パスは大事です。しかし、対面パスだけではゲームに必要な技術には全く足りないということも知っておかなければいけません。

対面パスは基礎中の基礎でしかなく、更に難しい練習をやる必要があります。

それでも、対面パスでインサイドキックが真芯に当たってるか、トラップもキチンと止まってるかの技術を獲得することも必要なのです。
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