初心者がパスを覚えてから、一回詰むところがあるんです。

たぶん初心者がインサイドキックのパスを覚えて、練習では上手くなってパスが出来るようになった気がする。でも、ゲームになるとなんだか相手にカットされる。というか、パスが読まれてる気がするけど、なんで!?という壁にぶつかることがあると思います。

それは、パスを出す方向とタイミングが相手にバレているから。

インサイドパスを練習する時は、味方を確認して、軸足を味方の方に向けてしっかりとインサイドの面も味方の方に向けるとあります。それはそれで必要な事ですが、実際の試合を見てもそのまま出しているということはほぼ無いように感じます。

なのでパスを出す時に読まれないためには、タイミングをずらしたり、振りかぶりが極小だったり、違う方向を見ながらだったり、色々やっているのたです。その中の一つで、比較的簡単で覚えたら有効なのではと思う技術があります。

それはキックフエイント(パスキャンセル)です。

これにも色々やり方はあるのですが、私のやり方はパスをしようとして足裏でボールを止めるというやり方です。これは比較的楽に出来ます。

これをやるとどんな効果があるかというと、まず相手DFがパスカットを狙っているのか狙っていないのかが分かります。パスカットに来ようとしていれば、パスを出さなくて良かったし、パスカットに来なければもう一度すぐパスを出せば通ります。なので、パスが読まれにくくなり、成功率が上がります。

また、相手DFにパスを出さないこともあるぞと思わせる事で相手DFを迷わせ、パスカットに来る気を削ぐ事が出来ます。これにより、相手DFの寄せを弱めます。結果的にボールキープに余裕が出来ます。

右にパスを出す振りをしてキャンセル。左にパスを出す振りをしてキャンセル。これをタイミングをズラしたりすることにより、一番通したいところにパスを通します。またはパス先が無ければドリブルをします。基本的に上手い人がやってるのはこれだけだと思います。

これが出来る前提として、キックフエイントという技術を使えるようになるのが一番良いのではないかと思った次第です。


と、いうことをしたり顔で書いてみましたが、一年前に同じ事をコメントでいただいてたのに気付きました。。これを本当に大事なものとして認識するのに一年かかったってことですね。。それか、潜在意識にずっとあったのが今のタイミングで出てきたのか。

2017年1月30日
「実際にやりたい事とは逆の事を一回入れる」

http://blog.livedoor.jp/namikenz/archives/50550970.html