【最終更新日:2019/3/23】【公開日:2019/3/19】

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大会でキーパーをやることになったフットサル初心者「あれ?そういえば、キーパーのバックパスのルールってどんなだっけ?」「ゴールクリアランスから直接ゴールに入ったら得点になるんだっけ?」という疑問にお答えします。

<目次>
1.ゴールキーパー(ゴレイロ)のルールについて
 1-1.敵に当たって自陣のゴールラインを出た場合(ゴールクリアランス)
 1-2.ゴールクリアランスを受ける場所
 1-3.4秒ルール
 1-4.バックパス(手禁止)
 1-5.バックパス(一回だけ)
 1-6.キーパーの得点
 1-7.キーパーが敵陣に入る
 1-8.キーパーのキックイン

2.まとめ

(この記事は3分で読めます)


どうも、なみけんです。フットサルを完全な未経験からやり始めて早5年が経ち、フットサルも少しですが上達してきました。

色々と試してみて、もっと早く知っておけば早く上達してたのにとか、これを知ったおかげで急激に成長したってことがありました。

そんな自分が、上手くなった時のポイントやコツをお伝えしていきます。

本日は、

ゴールキーパー(ゴレイロ)のルール

についてお伝えします。

1.ゴールキーパー(ゴレイロ)のルールについて


サッカーとは別に、フットサルにはフットサルのルールがあります。

例えば、キックインの時にはボールを蹴れる状態になってから4秒以内に蹴らないといけない「4秒ルール」などです。

この「4秒ルール」があるおかげで、フットサルはスピーディーな展開になります。

ゴールキーパーについても、サッカーとは違うルールがあって分かりにくいです。

大会でキーパーをやる時があるならば、知っておいた方がよいと思います。

なので、今回ゴールキーパーのルールについてまとめました。

フットサルのルールについては、日本サッカー協会JFAが出している「2018/2019フットサル競技規則」に沿います。

該当の「競技規則」はこの記事内にも入れていきますが、全文は以下のサイトにありますので、気になる方はご覧ください。

「2018/2019フットサル競技規則」
http://www.jfa.jp/laws/#futsal


1-1.敵に当たって自陣のゴールラインを出た場合(ゴールクリアランス)


・サッカー→蹴る(ゴールキック)
・フットサル→手で投げる(ゴールクリアランス)

フットサルでは、ゴールキーパーからのリスタートを「ゴールクリアランス」と言い、必ず手で投げます。

もし間違えて蹴ってしまった場合でも、やり直すことが出来ます。

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【第16条 ゴールクリアランス】
ゴールクリアランスは、ピッチ上、または空中にかかわらず、最後に攻撃側競技者が触れたボールの全体がゴールラインを越え、第10条による得点とならなかったときに与えられる。

ボールは、ペナルティーエリア内の任意の地点から守備側チームのゴールキーパーによって投げられる。

投げ出されなかった場合、ゴールクリアランスは再び行われるが、4秒のカウントはリセットされず、ゴールキーパーがゴールクリアランスの準備ができてから、続きからカウントされる。
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1-2.ゴールクリアランスを受ける場所


「サッカー」→ペナルティーエリア外
「フットサル」→ペナルティーエリア外

キーパーからゴールクリアランスのボールを受ける場合、FPはペナルティーエリア外でボールを受けなければなりません。
(FP:フィールドプレーヤー)

インプレー中のゴールキーパーからのスローを受ける場所はどこでもよいです。

もし、間違えてFPがペナルティーエリア内でパスを受けた場合、やり直しが出来ます。

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【第16条 ゴールクリアランス】
ボールは、守備側チームのゴールキーパーによってペナルティーエリア外に直接投げ出されたときインプレーとなる。

ペナルティーエリア内にいる攻撃側競技者がゴールクリアランスに干渉した場合、攻撃側競技者がボールに触れた、またはゴールクリアランスが正しく行われるのを妨害した場合、ゴールクリアランスは再び行われる。

違反がゴールクリアランスを行うチームの競技者によって犯された場合、4秒のカウントはリセットされず、ゴールキーパーがゴールクリアランスの準備ができてから、続けてカウントされる。
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1-3.4秒ルール


・敵のシュートを取った場合など、自陣でキーパーがボールを持っている時(手でも足でも)
・ゴールクリアランス時

「サッカー」→時間制限無し(遅延行為は取られるかも)
「フットサル」→4秒以内にボールを離さなければならない
※ファールは敵の間接フリーキック

キーパーは自陣では、4秒しかボールを持ってはいけません。

敵陣に入ったらこのルールは無くなります。

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【第12条 ファウルと不正行為】
ゴールキーパーがピッチの自分自身のハーフ内で、4秒を超えてボールを手や腕、または足でコントロールする場合、間接フリーキックが相手チームに与えられる。

【第16条 ゴールクリアランス】
守備側チームのゴールキーパーは、ゴールクリアランスを行う準備ができてから4秒以内に行う。

4秒以内に行われなかった場合、違反の起きた地点に最も近いペナルティーエリアライン上から行う間接フリーキックが相手チームに与えられる(第13条―フリーキックの位置を参照)。
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1-4.バックパス(手禁止)


「サッカー」→キーパーへの足でのパスは手で取ってはいけない
「フットサル」→キーパーへの足でのパスは手で取ってはいけない
※ファールは敵の間接フリーキック

バックパスについては、意図的な足でのパスは手ではつかめないです。

これはサッカー、フットサルともに同じですね。

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【第12条 ファウルと不正行為】
ゴールキーパーが自分自身のペナルティーエリア内で、味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされたボールを直接手、または腕で受ける場合、間接フリーキックが相手チームに与えられる。
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1-5.バックパス(一回だけ)


「サッカー」→味方からキーパーへのパスは何回でもOK
「フットサル」→味方からキーパーへのパスは基本的に一回
※ファールは敵の間接フリーキック

敵が触るまでは、一回しか自陣にいるキーパーへのバックパスは出来ません。

敵が一回でもボールに触れば、また自陣のキーパーへパスが出来ます。

ボールがハーフラインを越えて敵陣に入っても、敵に触ってなければキーパーへのパスは一回しか出来ません。

ゴールクリアランス→FP→自陣でキーパーが受ける、これもバックパスとなります。

敵陣に入ったらバックパスのルールは無くなるので、キーパーが敵陣に入れば、何回でも何秒でもボールを持てます。

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【第12条 ファウルと不正行為】
ゴールキーパーがボールをプレーしたのち、相手競技者がプレー、または触れていないにもかかわらず、ピッチの自分自身のハーフ内で、味方競技者によって意図的にゴールキーパーに向けてプレーされたボールに再び触れる場合、間接フリーキックが相手チームに与えられる。

【第16条 ゴールクリアランス】
ゴールクリアランス後、ボールがインプレーになったのち、相手競技者がプレーしていない、または触れていないにもかかわらず、ゴールキーパーが自分自身のハーフ内で、味方競技者によって意図的にゴールキーパーに向けてプレーされたボールに再び触れた場合、違反の起きた場所から行う間接フリーキックが相手チームに与えられる(第13条―フリーキックの位置を参照)
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1-6.キーパーの得点


「ゴールクリアランスでスローが直接ゴール」→無効
「インプレー中、キーパーからのスローが直接ゴール」→無効
「インプレー中、キーパーからのパントキックやドロップキックが直接ゴール」→有効
※ファールは敵の間接フリーキック

手で投げたボールが直接ゴールに入っても無効ということですね。

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【第16条 ゴールクリアランス】
ゴールクリアランスからは、直接得点することができない。
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1-7.キーパーが敵陣に入る


「サッカー」→特に何も変わらない
「フットサル」→4秒ルール、バックパスルールが無くなりFPと同じになる
(FP:フィールドプレーヤー)

キーパーが敵陣に入ると、4秒ルールやバックパス一回の制限が無くなって、FPと同じ扱いになり自由に出来ます。

将棋でいう「と金」のようなものですね。

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1-8.キーパーのキックイン


「キーパーがキックイン」→可能
「キックインでキーパーへパス」→可能

自陣でキーパーがキックイン→FP→自陣でキーパーが受ける→バックパスを取られる

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2.まとめ


ということで本日は

ゴールキーパー(ゴレイロ)のルール

についてお伝えしました。

それでは本日はこの辺で締めたいと思います。


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